生薬の種類一覧
生薬というのはそもそも、薬効成分を持つ天然物質で、謂わば、薬の中身そのもの!
そして、これを調合して漢方薬が作られている訳です。
従って、良質な漢方薬を決めるのは、生薬であると言っても過言ではないでしょう。
しかも、生薬には、薬草に代表されるような植物が主流のように思われがちですが、マンシュウジカの角のような動物生薬もあれば、美術の時間に使った記憶のある石膏を粉砕したような鉱物生薬もあって、正に自然界の恵みそのものです。
因みに、マンシュウジカの角は通常、薄い輪切りにして使用しますが、こうした切ったり砕いたり、あるいは、蒸したり、エキスを煮出ししたりという加工の事を「修治(しゅうち)」と言い、今も尚、本場の中国や台湾では、日々その研究が続けられています。
しかし、生薬は全てが天然由来の物質であるが故に、全てが良質とは限っていません。
特に植物の場合は、生育地の土壌や環境などが大きく薬効成分のパワーを左右しますし、動物でも同じように、彼らの食生活や生態系が善し悪しを決める事は間違いないと言えます。
そこに、人工的に作り出す化学薬品との最大の違いがあるのです。
そのため、全く同じ種類の生薬を同じ分量だけ配合した漢方薬であっても、効き目に差が出る事は珍しくなく、その場合は、やはり生薬そのものの質を疑わざるを得ないものと考えられます。
ただ、一般的に、初めての漢方薬においては、調合と生薬の質、どちらに問題があるのかを見極める事は非常に困難で、これは実際問題、漢方家と呼ばれる専門の薬剤師の力量と信頼に委ねるところが大きいものと思われますね。
ア
カ
サ
タ
ナ
ハ
マ
ヤ
ラ
ア
阿膠(アキョウ)
威霊仙(イレイセン)
茵蔯蒿(インチンコウ)
茴香(ウイキョウ)
延胡索(エンゴサク)
黄耆(オウギ)
黄芩(オウゴン)
黄柏(オウバク)
黄連(オウレン)
遠志(オンジ)
カ
艾葉(ガイヨウ)
何首烏(カシュウ)
葛根(カッコン)
滑石(カッセキ)
瓜呂根(カロコン)
瓜呂仁(カロニン)
乾姜(カンキョウ)
甘草(カンゾウ)
桔梗(キキョウ)
菊花(キクカ)
枳実(キジツ)
羌活(キョウカツ)
杏仁(キョウニン)
苦参 (クジン)
荊芥(ケイガイ)
桂皮(ケイヒ)
紅花(コウカ)
香附子(コウブシ)
粳米(コウベイ)
厚朴(コウボク)
牛膝(ゴシツ)
呉茱萸(ゴシュユ)
牛蒡子(ゴボウシ)
胡麻(ゴマ)
五味子(ゴミシ)
サ
柴胡(サイコ)
細辛(サイシン)
山査子(サンザシ)
山梔子(サンシシ)
山茱萸(サンシュユ)
山椒(サンショウ)
酸棗仁(サンソウニン)
山薬(サンヤク)
地黄(ジオウ)
地骨皮(ジコッピ)
紫根(シコン)
蒺藜子(シツリシ)
炙甘草(シャカンゾウ)
芍薬(シャクヤク)
縮砂(シュクシャ)
車前子(シャゼンシ)
生姜(ショウキョウ)
小麦(ショウバク)
升麻(ショウマ)
辛夷(シンイ)
石膏(セッコウ)
川芎(センキュウ)
前胡(ゼンコ)
川骨(センコツ)
蝉退(センタイ)
蒼朮(ソウジュツ)
桑白皮(ソウハクヒ)
蘇木(ソボク)
蘇葉(ソヨウ)
タ
大黄(ダイオウ)
大棗(タイソウ)
沢瀉(タクシャ)
竹筎(チクジョ)
知母(チモ)
茶葉(チャヨウ)
丁子(チョウジ)
釣藤鈎(チョウトウコウ)
猪苓(チョレイ)
陳皮(チンピ)
天南星(テンナンショウ)
天麻(テンマ)
天門冬(テンモンドウ)
冬瓜子(トウガシ)
当帰(トウキ)
桃仁(トウニン)
独活(ドクカツ)
杜仲(トチュウ)
ナ
人参 (ニンジン)
忍冬(ニンドウ)
ハ
貝母(バイモ)
麦芽(バクガ)
麦門冬(バクモンドウ)
薄荷(ハッカ)
浜防風(ハマボウフウ)
半夏(ハンゲ)
百合(ビャクゴウ)
白芷(ビャクシ)
白朮(ビャクジュツ)
枇杷葉(ビワヨウ)
檳榔子(ビンロウジ)
茯苓(ブクリョウ)
附子(ブシ)
防已(ボウイ)
芒硝(ボウショウ)
防風(ボウフウ)
撲そく(ボクソク)
牡丹皮(ボタンピ)
牡蛎(ボレイ)
マ
麻黄(マオウ)
麻子仁(マシニン)
無水芒硝 (無水ボウショウ)
木通(モクツウ)
木香(モッコウ)
ヤ
薏苡仁(ヨクイニン)
ラ
連翹(レンギョウ)
蓮肉(レンニク)
竜眼肉(リュウガンニク)
竜骨(リュウコツ)
竜胆(リュウタン)
良姜(リョウキョウ)
ワ
和羌活(ワキョウカツ)
そして、これを調合して漢方薬が作られている訳です。
従って、良質な漢方薬を決めるのは、生薬であると言っても過言ではないでしょう。
しかも、生薬には、薬草に代表されるような植物が主流のように思われがちですが、マンシュウジカの角のような動物生薬もあれば、美術の時間に使った記憶のある石膏を粉砕したような鉱物生薬もあって、正に自然界の恵みそのものです。
因みに、マンシュウジカの角は通常、薄い輪切りにして使用しますが、こうした切ったり砕いたり、あるいは、蒸したり、エキスを煮出ししたりという加工の事を「修治(しゅうち)」と言い、今も尚、本場の中国や台湾では、日々その研究が続けられています。
しかし、生薬は全てが天然由来の物質であるが故に、全てが良質とは限っていません。
特に植物の場合は、生育地の土壌や環境などが大きく薬効成分のパワーを左右しますし、動物でも同じように、彼らの食生活や生態系が善し悪しを決める事は間違いないと言えます。
そこに、人工的に作り出す化学薬品との最大の違いがあるのです。
そのため、全く同じ種類の生薬を同じ分量だけ配合した漢方薬であっても、効き目に差が出る事は珍しくなく、その場合は、やはり生薬そのものの質を疑わざるを得ないものと考えられます。
ただ、一般的に、初めての漢方薬においては、調合と生薬の質、どちらに問題があるのかを見極める事は非常に困難で、これは実際問題、漢方家と呼ばれる専門の薬剤師の力量と信頼に委ねるところが大きいものと思われますね。
生薬・アイウエオ順
ア
カ
サ
タ
ナ
ハ
マ
ヤ
ラ
ア
阿膠(アキョウ)
威霊仙(イレイセン)
茵蔯蒿(インチンコウ)
茴香(ウイキョウ)
延胡索(エンゴサク)
黄耆(オウギ)
黄芩(オウゴン)
黄柏(オウバク)
黄連(オウレン)
遠志(オンジ)
カ
艾葉(ガイヨウ)
何首烏(カシュウ)
葛根(カッコン)
滑石(カッセキ)
瓜呂根(カロコン)
瓜呂仁(カロニン)
乾姜(カンキョウ)
甘草(カンゾウ)
桔梗(キキョウ)
菊花(キクカ)
枳実(キジツ)
羌活(キョウカツ)
杏仁(キョウニン)
苦参 (クジン)
荊芥(ケイガイ)
桂皮(ケイヒ)
紅花(コウカ)
香附子(コウブシ)
粳米(コウベイ)
厚朴(コウボク)
牛膝(ゴシツ)
呉茱萸(ゴシュユ)
牛蒡子(ゴボウシ)
胡麻(ゴマ)
五味子(ゴミシ)
サ
柴胡(サイコ)
細辛(サイシン)
山査子(サンザシ)
山梔子(サンシシ)
山茱萸(サンシュユ)
山椒(サンショウ)
酸棗仁(サンソウニン)
山薬(サンヤク)
地黄(ジオウ)
地骨皮(ジコッピ)
紫根(シコン)
蒺藜子(シツリシ)
炙甘草(シャカンゾウ)
芍薬(シャクヤク)
縮砂(シュクシャ)
車前子(シャゼンシ)
生姜(ショウキョウ)
小麦(ショウバク)
升麻(ショウマ)
辛夷(シンイ)
石膏(セッコウ)
川芎(センキュウ)
前胡(ゼンコ)
川骨(センコツ)
蝉退(センタイ)
蒼朮(ソウジュツ)
桑白皮(ソウハクヒ)
蘇木(ソボク)
蘇葉(ソヨウ)
タ
大黄(ダイオウ)
大棗(タイソウ)
沢瀉(タクシャ)
竹筎(チクジョ)
知母(チモ)
茶葉(チャヨウ)
丁子(チョウジ)
釣藤鈎(チョウトウコウ)
猪苓(チョレイ)
陳皮(チンピ)
天南星(テンナンショウ)
天麻(テンマ)
天門冬(テンモンドウ)
冬瓜子(トウガシ)
当帰(トウキ)
桃仁(トウニン)
独活(ドクカツ)
杜仲(トチュウ)
ナ
人参 (ニンジン)
忍冬(ニンドウ)
ハ
貝母(バイモ)
麦芽(バクガ)
麦門冬(バクモンドウ)
薄荷(ハッカ)
浜防風(ハマボウフウ)
半夏(ハンゲ)
百合(ビャクゴウ)
白芷(ビャクシ)
白朮(ビャクジュツ)
枇杷葉(ビワヨウ)
檳榔子(ビンロウジ)
茯苓(ブクリョウ)
附子(ブシ)
防已(ボウイ)
芒硝(ボウショウ)
防風(ボウフウ)
撲そく(ボクソク)
牡丹皮(ボタンピ)
牡蛎(ボレイ)
マ
麻黄(マオウ)
麻子仁(マシニン)
無水芒硝 (無水ボウショウ)
木通(モクツウ)
木香(モッコウ)
ヤ
薏苡仁(ヨクイニン)
ラ
連翹(レンギョウ)
蓮肉(レンニク)
竜眼肉(リュウガンニク)
竜骨(リュウコツ)
竜胆(リュウタン)
良姜(リョウキョウ)
ワ
和羌活(ワキョウカツ)