生薬 木通(モクツウ)の効果効能と副作用

生薬 木通(モクツウ)の効果効能

アケビは日本全国の山野に自生するアケビ科の植物です。

名称は熟した果実が縦に割れる「開け実」に由来すると言われています。

秋の深まった11月頃、落葉した太さ1~2㎝ほどのアケビの茎を採取し、2~3㎝に輪切りにして乾燥させたものが木通(モクツウ)で、アケビの茎に細い穴が上下に通じている事から名づけられました。

有効成分はトリテルペノイドサポニンのアケボシドとミネラルで、ミネラル中のカリウム分が多い事が知られています。

効能には利尿作用、抗炎症作用、催乳作用、鎮痛作用、通経作用、抗消化性潰瘍作用、胃液分泌抑制作用、抗コレステロール作用があります。

消炎性利尿、鎮痛薬として湿熱を除き、小便を通じ、関節を潤す効果があり、小便不利、関節リウマチ、神経痛などに応用されます。

血行改善や排膿、通経薬としても使用され、冷え性、腰痛、生理不順、子宮内膜炎、膀胱炎などにも利用されます。

また、尿を増やす目的で脚気や妊娠中の浮腫にも用いられます。

漢方薬の 当帰四逆湯、竜胆瀉肝湯、八味帯下丸などに処方されています。

 

生薬 木通(モクツウ)の副作用

木通(モクツウ)とはアケビの茎を使って作られる生薬です。

炎症に効いたり、利尿作用があることから漢方として出回っています。

この木通によく似たものとして、中国から輸入される関木通(カンモクツウ)と呼ばれる薬物があります。

関木通はウマノスズクサを使用した漢方で、アリストロキア酸と呼ばれる成分が含まれており副作用があるため注意が必要です。

このアリストロキア酸には腎毒性があり、腎臓障害を引き起こす恐れがあるため問題となっております。

両方の違いを知りよく検討した上、細心の注意を払って購入されることをおすすめします。