生薬 防風(ボウフウ)の効果効能と副作用

生薬 防風(ボウフウ)の効果効能

防風(ボウフウ)とは、中国北部からシベリアにかけて分布する、セリ科の多年草の根から作る生薬のことです。

このセリ科の植物は、独特の香りを持ち、夏から秋にかけて、白い小さな花を咲かせます。

日本でも、少量が薬用に栽培されていますが、中国産のものが多いでしょう。

根を洗い、十分に乾燥させて使います。

文字通り、風を防ぐ、風邪を防ぐということで、お屠蘇にも用いられます。

お屠蘇は、数種の生薬をブレンドした屠蘇散を、日本酒に漬け込んで作ります。

これを飲むことで、一年の厄除けになり、福寿を招くといわれています。

「風邪を治療する最要のもの」ということで、名付けられた防風には、解熱作用、発汗作用、鎮痛・消炎作用、排膿作用などがあるとされ、総合的な感冒薬として重宝されます。

その他、関節炎・筋肉痛・身体疼痛・リウマチなどにも応用されます。

また、肥満体質や肥満による諸症状の改善に向く処方として、「防風通聖散」(ぼうふうつうしょうさん)という漢方薬が有名です。

 

生薬 防風(ボウフウ)の副作用

生薬 防風(ボウフウ)はボウフウの根、根茎を乾燥させた生薬で、発汗、解熱、鎮痛などの風邪の症状に対して効果があります。

また、余分な水分を発散させることから、湿疹をはじめとする皮膚病の治療にも用いられます。

副作用については、防風にはフラノクマレン類が含まれているため、薬剤と一緒に服用すると血中濃度が上昇し、薬剤の作用が強くなることによる副作用の心配もありますが、煎じて使用する限りは薬物相互作用は生じないと考えられています。