生薬 芒硝(ボウショウ)の効果効能と副作用

生薬 芒硝(ボウショウ)の効果効能

芒硝(ボウショウ)とは天然の含水硫酸ナトリウムを指します。

産地は中国の河北、山東、河南、四川、江蘇省の他、日本でも産出します。

奈良の正倉院には1,200年前の「芒硝(ボウショウ)」と言われるものが結晶のまま現在まで伝わっていますが、近年の研究で硫酸マグネシウムであることが判明しました。

成分として硫酸ナトリウムを96~98%含み、他は鉄、ケイ素、アルミニウムなどとなっています。

硫酸ナトリウムは水に溶けますが、マグネシウム塩同様、腸管から殆ど吸収されません。

このため腸管内に水分が溜まり、これが腸壁を刺激して腸が蠕動し、瀉下作用が起きるとされています。

塩類瀉下作用、緩下作用、血液凝固抑制作用があり、緩下、消化、利尿薬として、宿食、腹満、心腹部に抵抗のあるものなどに良いとされています。

漢方薬には大黄牡丹皮湯、調胃承気湯、大承気湯、通導散、桃核承気湯、防風通聖散、新加黄竜湯などの成分の一部として利用されています。

 

生薬 芒硝(ボウショウ)の副作用

芒硝(ボウショウ)とは、天然の結晶硫酸ナトリウムを使用した生薬のことをいいます。

腸の運動機能を促進するので、便秘などによいとされています。

効能としては、血液凝固抑制作用・緩下作用・利尿作用などがあります。

使用する際の副作用や注意点としては、流産や早産の可能性が高まるため、妊婦の方への服用は避ける必要があります。

また、過剰に摂取すると、下痢・腹痛などの症状があらわれる場合があるので、注意が必要です。