生薬 防已(ボウイ)の効果効能と副作用

生薬 防已(ボウイ)の効果効能

漢方医学における生薬、 防已(ボウイ)については、その定義に関して注意が必要です。

まず、日本で防已として知られているものは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジであることが殆どなのですが、漢方の本場中国では、これは防已とは呼ばれていません。

これは中国漢方において清風藤と呼ばれるものです。

防已は本来、ツヅラフジ科シマハスノカズラのことを指し、これは粉防已、あるいは漢防已ともいわれます。

防已と名前が付くものには、この他にツヅラフジ科のアオツヅラフジもありますので、これも混同しやすいものです。

こうした違いがあることを、よく踏まえた上での利用が望まれます。

漢方では、身体の熱を抑える作用がある生薬は、「寒」の部類に属しますが、防已はこれにあたります。

利尿作用も強いので、こうしたことから、関節の腫れ、浮腫み、神経痛、リウマチなどの症状に用いられ、その効能はよく知られています。

大量の服用を避け、食欲不振で湿熱がないときには使用しないほうがよいでしょう。

 

生薬 防已(ボウイ)の副作用

防已(ボウイ)とは、体力が低下し、疲れやすくて汗をかきやすい人の肥満症や、腎炎・皮膚病・むくみ・多汗症の際などに用いられる生薬です。

使用上の注意としては、妊婦または妊娠している可能性がある女性に関しては、使用できない場合があります。

副作用としては、ファンコニー症候群と呼ばれる、糖尿・全身疲労感などが発生する症状があらわれる場合があります。

この生薬は、肥満症・関節炎・腰痛などの治療薬として使用されます。