生薬 茯苓(ブクリョウ)の効果効能と副作用

生薬 茯苓(ブクリョウ)の効果効能

茯苓(ブクリョウ)はサルノコシカケ科のマツホド菌の菌核をそのまま、もしくは菌核の外層を除去して乾燥させたものです。

マツホド菌は伐採されて3~4年を経たアカマツやクロマツの根の周囲に寄生し、地中深さ20~30cmあたりに不定形塊状の菌核を形成します。

外皮は黒っぽい褐色で、内面は白色をしています。

白色部分を白茯苓、淡紅色の部分を赤茯苓、松の根の周囲にあるのを茯神と言い、一般に茯苓(ブクリョウ)は白茯苓を指しています。

成分にはβ-13グルカンの多糖体パキマンの他、トリペノイドのパキミ酸、エブリコ酸、デヒドロエブリコ酸、アセチルデヒドロツムロス酸などを含んでいます。

また、ステロールのエルゴステロールも含有しています。

駆中・瀉下・血糖低下・健胃作用があり、利尿・健胃・強心・鎮痛・鎮静の効能を持っているため、排尿異常による浮腫、頻尿、めまい、心悸亢進、胃内停水、筋肉の間代性痙攣などの他、感冒・咳・頭痛・下痢にも利用されます。

漢方では五苓散、苓桂朮甘湯、桂枝茯苓丸、茯苓飲、小半夏加茯苓湯などに処方されています。

 

生薬 茯苓(ブクリョウ)の副作用

茯苓(ブクリョウ)は、吐き気や胸やけがあり尿量が減少している人に適用される漢方薬です。

また、胃炎、げっぷ、つわりなどがある人にも適しているとされてます。

なお、茯苓飲合半夏厚朴湯(ブクリョウインゴウハンゲコウボクトウ)は、神経症的傾向の強い人(心理的理由が原因で、精神の機能障害が顕著にみられる人)に用いられます。

茯苓(ブクリョウ)の副作用としては、発疹、じん麻疹といった過敏症が現れることがあります。