生薬 檳榔子(ビンロウジ)の効果効能と副作用

生薬 檳榔子(ビンロウジ)の効果効能

檳榔(ビンロウ)という、ヤシ科の植物があります。

東南アジアや南アジアなどでよく見られる植物で、この種子を檳榔子(ビンロウジ)と呼びます。

この檳榔子が採れる地域において、これが古くから、噛みタバコのような使い方をされてきたことは、非常に有名です。

未熟な檳榔子に少量の石灰を加え、キンマという植物の葉に巻いて、口の中で噛むのです。

噛んでいると、唾液と混ざり、赤い汁が口に溜まります。

檳榔子(ビンロウジ)は、漢方医学においては、生薬とされています。

アレコリンなどのアルカロイド成分や、タンニン、アミノ酸などを含みます。

特にアレコリンによる、副交感神経興奮作用、中枢神経抑制作用、ニコチン様作用がもたらされます。

漢方における「温」の性質かあり、身体を温め、発汗を促します。

唾液や消化液の分泌も促進するので、健胃・消化のための漢方として用いられてきました。

また、駆虫作用もよく知られており、虫下しの薬として古くから利用されてきました。

この他、血行と水分循環を改善し、また、気のめぐりを良くすることから、月経トラブルや更年期障害といった女性特有の症状に効く、女伸散(にょしんさん)という漢方薬に配合されます。

 

生薬 檳榔子(ビンロウジ)の副作用

檳榔子(ビンロウジ)は、ビンロウヤシの成熟した種子を乾燥したもので、寄生虫の駆除などに用いられています。

寄生虫でも、牛肉条虫にはあまり効果が期待出来ませんがブタ肉条虫には90%程度の治癒率があり、短小な条虫にも十分効果が望めます。

いっぽう、副作用の心配もしなくてはなりません。

副作用は下痢や悪心、嘔吐、胃腸痙攣などが見られることがあります。

条虫の駆除に用いる場合は薬を冷やしてから服用することで副作用の防止につながります。