生薬 忍冬(ニンドウ)の効果効能と副作用

生薬 忍冬(ニンドウ)の効果効能

忍冬(ニンドウ)とは、スイカズラのことです。

東アジア一帯に広く分布する植物で、5月から7月にかけては、白い花を咲かせます。

このスイカズラの葉や茎を採取し、刻んで乾燥させます。

これが漢方医学における生薬「忍冬(ニンドウ)」なのです。

主要成分としては、タンニンやイリドイド配糖体を含みます。

薬効としては、利尿作用、解熱作用、解毒作用、抗菌・抗真菌作用、抗ウイルス作用、収斂作用を持つことから、風邪や扁腺桃炎、咽頭炎、化膿性の皮膚疾患、尿路の炎症性疾患などに有用です。

また、脂質代謝改善作用, 血小板凝集阻止作用などの効能もあるとされています。

応用としては、消耗性疾患の治療補助に処方される紫根牡蛎湯(しこんぼれいとう)や、分泌物が多い湿疹などに処方される治頭瘡一方(ぢずそういっぽう)に配合されます。

このスイカズラの花は「金銀花」と呼ばれ、その花蕾を乾燥させたものは漢方薬として使われますが、忍冬とは区別します。

 

生薬 忍冬(ニンドウ)の副作用

忍冬(ニンドウ)はスイカズラという花の葉から作られる生薬のことです。

効能を温度によって分類する薬性では寒性であり、服用すると体温を下げることから解熱作用や解毒作用、抗ウイルス作用などがあります。

臨床においては扁桃腺炎、咽頭炎、乳腺炎、熱病、化膿性皮膚疾患、関節炎、腰痛、冷え症などに用いられます。

忍冬(ニンドウ)は神農本草経においては上品(じょうほん)に分類され、服用しても副作用はないと言われています。