生薬 沢瀉(タクシャ)の効果効能と副作用

生薬 沢瀉(タクシャ)の効果効能

サジオモダカはオモダカ科サジオモダカ属の植物で、東及び中央アジアや日本の東北地方以北の湖沼地帯やため池などに生育しています。和名は葉の形がさじに似ていることに由来しています。

サジオモダカ属の植物は温帯や熱帯地方に30種類程度が知られていますが、日本ではサジオモダカの他に1種、合計2種が自生しています。

現在では中国の四川省や福建省、ヨーロッパ、アフリカなどでも栽培が行われています。

サジオモダカの塊茎の周囲の外皮を取り除いて乾燥させたものは沢瀉(タクシャ)と呼ばれ、含まれている成分には四環性トリテルペノイドのアリソールA、B、Cとそれらのアセチル化合物などがあります。

沢瀉(タクシャ)には水分代謝を調整して不要な水分を排泄する作用があり、利尿、止渇薬として、小便不利、尿道炎、膀胱炎の他、めまい、口渇、胃内停水、急性胃腸炎、水瀉性下痢、冷え性、むくみなどの症状に用いられます。

漢方として沢瀉湯、茯苓沢瀉湯、啓脾湯、五淋散、猪苓湯、半夏白朮天麻湯、竜胆瀉肝湯、八味地黄丸、当帰芍薬散、五苓散などに処方されています。

生薬 沢瀉(タクシャ)の副作用

生薬の沢瀉(タクシャ)には、利尿作用、コレステロール降下作用などの効能があります。

副作用については、著しく胃腸の虚弱な患者さんが服用すると食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢等があらわれるおそれがあります。

また、食欲不振、悪心、嘔吐のある時に服用するとこれらの症状が悪化する可能性があります。

その他に、暑がりで、のぼせが強く、赤ら顔の体質の方が服用されると、心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ、悪心等の副作用が出ることがあります。