生薬 蒼朮(ソウジュツ)の効果効能と副作用

生薬 蒼朮(ソウジュツ)の効果効能

蒼朮(ソウジュツ)とは、漢方薬に用いる生薬(しょうやく)のひとつで、「朮」とも呼ばれています。

キク科のホソバオケラまたはシナオケラの根茎を乾燥させたものです。

どちらも中国産で、ホソバオケラを乾燥させた蒼朮を南蒼朮と呼び、シナオケラを乾燥させたものを北蒼朮と呼んで区別しています。

標高数百メートルの日当たりの良い低山地の南向き斜面や日当たりの良い乾燥気味な丘陵地などに生育する多年草の林縁植物です。

一般的に南蒼朮のほうが油分が多い傾向にあります。

精油3.5-5.6%を含有しており、その主成分はヒネソールやアトラクチロール、アトラクチロジン、アトラクチロンなどです。利尿、発汗、鎮痛、芳香性健胃の作用があり、胃下垂や胃アトニー、神経痛、リウマチなどの治療に用いられています。

蒼朮が含まれている漢方処方薬としては、人参湯(にんじんとう)、五苓散(ごれいさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などがあります。

 

生薬 蒼朮(ソウジュツ)の副作用

蒼朮(ソウジュツ)とは、水が滞ることによって生じる関節痛や筋肉痛に対して効果を持つ生薬です。

他にも、胃を強め、胃の中の湿りを除去する働きや、下痢を治すなどの効果があります。

特徴として、利水作用が強く、発汗作用があることがあげられます。

そのため、汗をかかせることで体表の湿を取り除く発汗作用もあります。

副作用としては、血圧上昇・手足のしびれ・体重の増加などが起こる場合があり、また、他の薬との併用には注意が必要です。