生薬 生姜(ショウキョウ)の効果効能と副作用
生薬 生姜(ショウキョウ)の効果効能
生薬の生姜(ショウキョウ)は、いわゆるショウガのことです。
ショウガ科ショウガの根茎のことで、漢方として使用されています。
生のままのものを生姜、蒸して乾燥したものを乾生姜といいます。
生薬にはその性質によって、寒、涼、平、熱、温の5つに大きく分かれます。
この生薬は体を温め、冷えの症状を改善する温性に属します。
摂取することで辛み成分が働いて胃の働きを改善、または調子を整え食欲増進につながりますし、吐き気を抑える効果もあります。
また、新陳代謝をよくすることで解毒作用も持ちます。
他にも血行促進や抗菌作用もあるため、胃腸系や風邪などの症状を緩和する薬や漢方薬に配合されています。
最近では冬場に体を温める効果のある生姜を食事に取り入れる人も多く、生姜湯やジンジャーティー、しょうが焼きなど普段の生活でも摂取しやすいものです。
日本の生姜は中国やインドのものよりも刺激や辛みがマイルドなので、食生活に取り入れやすいのでおすすめです。
生薬 生姜(ショウキョウ)の副作用
生姜(ショウキョウ)には胃腸機能の低下を防止できる成分が入っていることで、胃の運動も活発になりますが、胃腸がもともと弱い人には負担となってしまい、胃痛や腹痛の原因になることがあります。
平滑筋が影響を受けやすく、胃などの消化管の他に膀胱にも症状が出る人がいます。
色んな漢方に用いられているため、処方を受けてから胃痛や血尿などが伴った時には生姜(ショウキョウ)の副作用を疑って、すぐに相談を行い対応を取ると良いです。