生薬 車前子(シャゼンシ)の効果効能と副作用

生薬 車前子(シャゼンシ)の効果効能

車前子(シャゼンシ)とは、オオバコとして知られる草の種子を乾燥させた生薬です。

漢方薬の生薬の一つとして知られていますが日本でも昔から民間薬として使われており、傷を負った時に葉をもんで拭いたり、咳止めに使われたりされてきました。

昔から日本では車前子(大葉子)は強い草と言われ、実際に道端でいくら踏まれても平気という大変丈夫な草ですが、その強さにあやかろうと民間薬に配合されてきた背景があります。

栄養成分としてはカルシウムを比較的多く含んでいます。

生薬としては主に消炎、利尿、止瀉作用などが知られています。

車前子を配合した漢方薬の代表的なものとして竜胆瀉肝湯があります。

これは主に膀胱炎などの排尿疾患や婦人科の炎症に処方される薬で、排尿痛や尿の濁り、膣の炎症やかゆみに使われます。

また竜胆瀉肝湯には過剰な血流や神経の興奮を抑える働きがあり、イライラや不眠、目の充血や頭痛にも処方されることがあります。

車前子はさらに牛車腎気丸という漢方薬にも配合されています。

こちらも利尿作用や浮腫対策に利用される漢方薬で、泌尿器系糖や生殖器、腎臓に不調を感じた時に用いられるものです。

また痺れや腰や足の痛み等にも使われることがあります。

これらの漢方薬はどちらも車前子の利尿作用に注目した使い方となっています。

 

生薬 車前子(シャゼンシ)の副作用

車前子(シャゼンシ)は、体の弱った機能を補う生薬で、足腰の痛みや排尿に異常が生じた時などに用いられます。

一般的には高齢の人に使用され、体力の低下・顔色が優れない時などに効果的です。

具体的な症状として、足腰の冷え・しびれ・夜間の頻尿・糖尿病などの症状に効果があります。

注意点として、体力があって暑がりの人、のぼせることが多い人、胃腸が弱い人などには不向きであることがあげられます。

また、他の生薬と併用するときは、注意が必要です。