生薬 紫根(シコン)の効果効能と副作用

生薬 紫根(シコン)の効果効能

紫根(シコン)とは、ムラサキの根から作る生薬のことをいいます。

ムラサキは、ムラサキ科の植物の一種で、初夏から夏にかけて白い花を咲かせる多年草です。

ナフトキノン誘導体のシコニン、デオキシコニン、アセチルシコニンなどの成分を含みます。

これらは、抗炎症や肉芽促進作用などの創傷治癒を促進する作用があり、湿疹や火傷、ニキビやあかぎれなどの外用薬として日本では古くから用いられてきたのです。

殺菌作用などもあり、紫雲膏などの漢方方剤のほか、最近では抗炎症薬として口内炎や舌炎の治療にも使われています。

また、紫根の効能は肌に効果があるとされ、皮膚に付けることでニキビや吹き出物などの炎症を沈静化して回復し、肌を正常で安定にしたり、皮膚の新陳代謝や血行促進をしてしみやくすみなどを薄くして美肌にすると、注目されています。

市販されている紫根エキスを使い自作で化粧水などを作る人もいますが、肝癌などを誘発する物質も含んでいるため、使用には注意が必要です。

 

生薬 紫根(シコン)の副作用

生薬 紫根(シコン)は紫草の根から抽出されます。

この紫根にはピロリジジンアルカロイドが含まれています。

このピロリジジンアルカロイドには肝毒性があり、肝中心静脈血栓症や肝癌を引き起こすというリスクがあります。

そのため紫根のエキス抽出にはアク抜きが必要です。

しかし、このピロリジジンアルカロイドはフキやツワブキなど野菜などにも含まれる成分ですから、信頼できるメーカーから市販されている生薬であれば、副作用を過剰に心配することはありません。