生薬 酸棗仁(サンソウニン)の効果効能と副作用

生薬 酸棗仁(サンソウニン)の効果効能

生薬である酸棗仁(サンソウニン)は酸っぱい棗の実という意味を持ち、別名としてサトウナツメヤシやサネブトナツメとも呼ばれています。

精神を鎮めたり、神経の興奮状態の緩和、緊張を和らげるといった作用をもたらします。

心因性神経性に基づいた不眠症や虚弱体質の方の多汗症の際にも用いられます。

この生薬の歴史は非常に古く、西暦470年ごろには、薬物に関する知識をまとめた書物である本草書に登場しています。

当時からこの生薬は、不安、動悸、不眠などの症状に用いられていました。

最近では、心療内科などでも、睡眠導入剤の代わりに酸棗仁を含有する酸棗仁湯を処方する医院も存在します。

睡眠導入剤には、酒類のような依存性はないと考えられている一方で、漠然と使用を継続していると依存性がでてしまうのではないかと不安に思う方もいます。

このように、睡眠導入剤に抵抗を感じる人向けに、睡眠を改善させる漢方薬として酸棗仁湯が処方されています。

 

生薬 酸棗仁(サンソウニン)の副作用

酸棗仁(サンソウニン)は、神経の高ぶりを抑え、寝つきをよくする作用があります。

体力があまりなく、繊細な人に処方される漢方薬です。

安全な薬ではありますが、副作用を引き起こす可能性もあります。

胃の不快感や食欲不振、吐き気、下痢などが代表的な症状です。

また滅多に起こらないですが、偽アルドステロン症になる可能性もあります。

だるい、血圧上昇、むくみ、体重増加、手足のしびれなどが初期症状となっており、これらの体調の異変を感じた時はただちに薬の服用を中止します。