生薬 苦参 (クジン)の効果効能と副作用

生薬 苦参 (クジン)の効果効能

苦参 (クジン)はマメ科クララの根の事で、クララと呼ばれる事もあります。

マトリンやオキシマトリンなどのアルカロイドとフラボノイドを数種類含んでおり、発熱による発汗や悪寒、頭痛に効果があるとされています。

主に荊芥連翹湯や十味敗毒湯などの漢方方剤に配合される事が多く、薬理効果は鎮痛や解熱、消炎・止瀉、利尿作用や血圧降下の作用があります。

医薬品である消風散にも利用されており、外用薬として使用すれば湿疹や皮膚化膿症に効果を発揮します。

他にも抗ストレス潰瘍作用や中枢抑制作用等もありますが、これらの効果を期待して薬に配合される事は少なくなっており、家庭用の胃腸薬として利用されるのが一般的です。

また、化粧品にはクララエキスの名で配合され、抗菌によるニキビ予防や美白・収れんと血行促進が期待されています。

皮膚の老化に繋がる酵素エラスターゼの働きを抑制する効果も発見され、様々な用途に使える生薬として注目を集めています。

 

生薬 苦参 (クジン)の副作用

苦参 (クジン)の主成分は、天然の有機化合物であるマトリンです。

このため、アレルギー体質の場合や、他の薬との併用等、誤った処方によって、不快感、下痢や腹痛、吐き気や嘔吐のほか、聴覚障害、視覚障害などの中毒症状が現れることがあり、その場合はすぐに服用を中止します。

一度に大量に摂取するなどした場合、大脳が麻痺することが有るため、身体の痙攣や、稀に呼吸困難を起こし、最終的に死に至る危険性があり注意が必要です。