生薬 枳実(キジツ)の効果効能と副作用

生薬 枳実(キジツ)の効果効能

柑橘類を含む漢方薬は漢方処方全体の25%に及ぶと言われています。

枳実(キジツ)もその一つで、自然落下したミカン科のダイダイ、ナツミカン、ウンシュウミカン、またはその近縁植物の未熟果をそのまま、又は半分に横切りして乾燥させたものです。

日本産の生薬ではダイダイ、ナツメダイダイ、ウンシュウミカンの未熟果を横切りにしたものを使用しています。

成分はへスぺリジン(ビタミンP)及びナリンギン、アルカイドのシネフリンなどです。

へスぺリジンやナリンギン、シネフリンには毛細血管の強化、血中コレステロール値の改善効果、血流改善効果、抗アレルギー作用、発ガン抑制作用、食欲抑制作用などがあります。

ナリンギンは花粉症の症状緩和効果があり、シネフリンはのどの風邪にも効果があると言われています。

効能としては、血圧上昇作用、心機能促進作用、平滑筋弛緩作用、胃腸運動亢進及び調整作用、血液凝固抑制作用、子宮筋収縮抑制作用、抗腫瘍作用、抗炎症作作用があり、健胃、胸痛、腹痛、鎮咳、去痰に利用されます。

漢方薬の処方例には、五積散、潤腸湯、参蘇飲、麻子仁丸、温胆湯、延年半夏湯、解労湯、加味温胆湯、甘露飲、大柴胡湯、茯苓飲、四逆散などがあります。

 

生薬 枳実(キジツ)の副作用

生薬 枳実(キジツ)の副作用は、飲み過ぎてしまうと嘔吐、稀にアレルギー反応が起きる時があります。

お年寄りや妊娠した人が服用すると気が疲れてしまったり、流産のリスクが上がってしまいます。

むくみ、血圧上昇、体重増加、手足のしびれなどの症状の偽アルドステロン症、低カリウム血症での心臓の負担にも注意しましょう。

長期服用される方は特に注意が必要です。これらの症状がありましたら自己診断せず医師や薬剤師に相談してください。