生薬 甘草(カンゾウ)の効果効能と副作用

生薬 甘草(カンゾウ)の効果効能

甘草(カンゾウ)とは、マメ科の18種の多年草のことをいいます。

地中海地方、小アジアにロシア南部、中央アジアなどに自生しています。

薬用植物であり、根を乾燥させたものを生薬として利用します。

甘草は砂糖の50倍〜80倍の甘みがある植物で、生薬としてそのまま利用するほか、エキスや粉末を甘味料として用います。

また醤油の甘味料として使われています。

甘み成分には、グリチルリチン、ブドウ糖やショ糖などが含まれています。

古来より東洋や西洋など幅広く薬として利用されており、現在でも日本の漢方薬を作るときに緩和や調和の目的で約7割の漢方方剤に使用されています。

また、甘みのほかにもフラボノイド系の物質が豊富に含まれているので、活性酸素の除去、肝機能の向上、アレルギーの抑制、ストレスの緩和、喉の痛みや咳を鎮めるなどの効能があるとされています。

しかし、血圧の上昇やむくみなどの副作用があるため、用法容量を守って使うことが大切です。

 

生薬 甘草(カンゾウ)の副作用

甘草(カンゾウ)は多くの漢方薬に配合されている生薬で、基本となる成分の一つです。

それゆえに多くの漢方薬に含まれており、幾種類もの漢方薬を飲む場合には過剰摂取に注意が必要となります。

甘草の副作用で比較的よくみられるものは、浮腫や手足の運動障害および感覚異常です。

浮腫や手足のしびれは軽い場合には薬を中断し、作用が抜けきるまで3カ月ほど待ちます。

他の症状としては疲労感や筋力・神経機能の低下、精神的な不安定があります。

注意するべきはこれらの症状が同時にいくつも出る場合で、これらは偽性アルドステロン症と呼ばれるものの症状であり、すぐに病院での治療が必要となります。