生薬 遠志(オンジ)の効果効能と副作用

生薬 遠志(オンジ)の効果効能

遠志(オンジ)は、ヒメハギ科イトヒメハギの根・根皮を乾燥させたものです。

主成分はサポニン配糖体で、他には、キサントン誘導体、糖類、樹脂、脂肪油を含有します。

まず最初に挙げられる効果は、去痰作用です。

咳が出て苦しい時、その咳を鎮静化し、痰の切れを良くして症状を抑えます。

併せて気管支が弱い人の症状を鎮めます。

生薬の中には、その名前が薬効に由来するものがいくつかありますが、この遠志もその一つです。

[遠く(久しく)志を持つ事ができる」と言う意味から、精神安定剤としての働きも大きく、ノイローゼ気味の人や、気を遣いすぎて神経が衰弱している時にも用いられます。

また、老人性の痴呆症や健忘症にも効果があります。

他には、病中病後でからだの生理機能が落ちている時の、動悸・不眠・体が暑苦しいなどの症状を抑えてくれます。

使用の上で注意するのは、この生薬は、性質上吸湿しやすいものがあるので、カビの発生や虫害など保存に気を付けてください。

 

生薬 遠志(オンジ)の副作用

遠志(オンジ)とは、貧血や睡眠、神経症の症状などの際に用いる生薬です。

胃腸を丈夫にし、貧血の症状を改善する効果があります。

また、不安や緊張を抑える効果もあり、寝付きの改善ができます。

体が弱く繊細で、貧血気味、微熱を伴うときなどに適しています。

副作用としては、偽アルドステロン症とよばれる症状が発生し、むくみが生じることや血圧が上昇する場合があります。

その他にも、だるさ・手足のしびれ胃の不快感などが起きる場合があります。