生薬 黄芩(オウゴン)の効果効能と副作用

生薬 黄芩(オウゴン)の効果効能

黄芩(オウゴン)はスカルキャップ、ヘンゴンとも呼ばれ、シソ科コガネバナの根の周皮を除去して乾燥したものです。

フラボン誘導体のバイカリンを一割含有し、これが主成分となっています。

体温を調節し、血圧を下げて動脈硬化を予防し、毛細血管を強化します。

抗炎症作用があるため、呼吸器感染症、炎症性結膜炎、胃腸炎、下痢に処方されます。

感染した細菌毒素による肺や腸粘膜の炎症を鎮めたり、解熱沈静作用、瀉下作用、止血作用もあります。

胆汁の分泌や排泄を促進させる効果があります。

それにより、肝障害予防、脂質代謝改善、抗消化性潰瘍、解毒作用、肝機能の活性化などに使われます。

軽いお通じ薬の働きや利尿作用もあり冷え性の入浴剤としても使われることがあります。

小柴胡湯という処方では柴胡と組んで胸脇苦満に効果を発揮します。

葛根黄連黄芩湯、黄連解毒湯の処方では黄連と組んでみぞおちのつかえをとるのに使われます。

黄芩湯は芍薬、甘草と共に胃腸炎に処方され、温清飲は当期と共に更年期障害や月経不順の治療に使われます。

生薬 黄芩(オウゴン)の副作用

生薬の黄芩(オウゴン)の副作用としては、肺と肝機能にみられます。

まず、空咳、発熱、労作時の息切れなどの、間質性肺炎の初期にみられるような症状を起こすことがあります。

この症状が進行しますと、呼吸不全に至ることもあります。

肝機能障害は、服用開始から数ヶ月を経過した段階で、徐々に症状が現れ始めます。

全身につきまとう倦怠感、食欲不振といった慢性的なものから、掻痒感や黄疸といった表面的なものまで、様々な副作用がみられます。